診療録

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太股の脂肪吸引手術でたるみができる!? 失敗の修正方法をご紹介

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「根こそぎ脂肪が取れる」というキャッチコピーに魅力を感じ、3年前に他のクリニックで足の脂肪吸引手術を受けた女性。手術は太股全周からお尻、膝上までと広範囲に及びました。ところが彼女を待ち受けていたのは望んでいた美脚ではなく、「再手術」からの「太股のたるみ」という悲惨な結果だったのです。
水着が着られないほどの皮膚のたるみ、ひどい凸凹はとてもショックなことではあるのですが、実は「ありがちな脂肪吸引手術の失敗」。どのように修正すればいいのでしょうか?

太股の脂肪吸引の再手術で皮膚にたるみが…… メール相談にて

3年前、他の美容外科クリニックで膝から上の足全体を脂肪吸引してもらいました。でも鏡を見ると、ポコンと足の付け根だけ残っている状態だったのです。納得いかず、再手術をしてもらったのですが、今度は皮膚がたるみ表面が凹凸になっていました。1カ月半後に同じ美容外科クリニックの先生に相談すると、「皮膚のたるみです。たるみ取りの手術をするしかありません」と言われたのです。家族に黙って脂肪吸引を受けたこともあって手術はこりごりなのですが、何か解決策はないでしょうか?

太股の脂肪吸引は皮膚がたるみやすい

そもそも柔らかい太股は、脂肪を取り過ぎると皮膚が余ってたるみ、シワっぽくハリをなくした状態になりやすいのです。実際、脂肪吸引手術の失敗の中でも太股からお尻にかけては一番修正のご相談が多い部位です。皮膚に近い浅い層の脂肪組織を取り過ぎることが原因の一つ。また、その人によって違う肌質や脂肪のつき方を考慮せずに雑に吸引すると、たるみが出やすくなります。
上記メール相談のゲストの症例写真ではありませんが、下半身の脂肪吸引手術の失敗には、このようにかなりたるみや凸凹、部分的な吸い過ぎによる筋肉と皮膚の癒着などが広範囲にわたるケースが少なくありません。

脂肪吸引 太股 失敗 画像

太股をたるみなく脂肪吸引するにはベイザー脂肪吸引

旧来の脂肪吸引の機器は、線維組織を断ち切って、刃のついたカニューレで強引に脂肪を削り取る手法が主流でした。しかしベイザー脂肪吸引(ベイザーリポ)という機器が普及してから、当クリニックでは太股などたるみやすい部分にはベイザー脂肪吸引を必須で使用しています。超音波で脂肪を柔らかくし、優しく吸い取るメカニズムのため、線維細胞が断ち切られにくく、ダメージが最小限に抑えられるので、脂肪吸引手術後も皮膚が引き締まりやすいのです。広範囲の吸引にも適しています。旧来の機器を使っている美容外科クリニックでの脂肪吸引手術は、たるみの危険性が高いと言えるでしょう。

ベイザー脂肪吸引 ベイザーリポ

ベイザー脂肪吸引による太股痩身効果

ベイザー脂肪吸引で、しっかり経験をもった美容外科医が施術すれば、このようにたるみなく太股のサイズダウンが叶います。

脂肪吸引 太股 成功 画像

太股の脂肪吸引による“たるみ”を修正する方法

今回メール相談を寄せてくださったゲストは「再手術はしたくない」とのご希望でしたが、脂肪吸引手術の失敗修正は難易度が高く、ある程度の施術と期間が必要です。修正の方法は3つ考えられます。

脂肪吸引による太股のたるみ修正法1:余った皮膚を切除

脂肪を取り過ぎて余った皮膚が垂れるほどひどくたるんでしまったら、皮膚切除という方法をおすすめすることがあります。下はお尻の症例写真ですが、脂肪吸引手術の失敗で大きく垂れてしまった皮膚を切除した例です。

 太股 たるみ 切除 画像

脂肪吸引による太股のたるみ修正法2:サーミタイトで引き締め

上の症例写真のような重度のたるみには適応しませんが、皮膚に極力ダメージを与えたくない場合は「サーミタイト」という施術も効果があります。タンパク質には熱を与えると収縮する特性がありますが、サーミタイトはこれを利用してカニューレの先から高周波の熱を照射する方法。皮下組織を引き締める効果が期待できます。
施術後は熱を与えられた細胞を修復させようとコラーゲンの生成が促されるので、ハリツヤのアップも期待できます。カニューレは挿入するものの、メスで広範囲を切ったりはしないため、「大がかりな手術はしたくない」「ダウンタイムを少なくしたい」という方にもおすすめです。

サーミタイト たるみ 引き締め

脂肪吸引による太股のたるみ修正方法3:CRFでハリを補填

根こそぎ脂肪を吸い過ぎてえぐれたり凹んでしまった部分を、中からふっくらさせるとたるみや質感が改善する場合があります。部分的に「埋め戻す」イメージです。皮膚の癒着などで凹凸になっている場合は、ベイザーの超音波でフラットにならしてから注入すると、より自然なラインに仕上がります。
脂肪をそのまま注入すると、不純物や不活細胞が定着を妨げてしまう場合がありますが、それらを遠心分離で取り除き、濃縮したコンデンスリッチファット(CRF)ならきれいに定着する効果が期待できます。

太股の脂肪吸引でたるみができたら、まず無料で相談を

脂肪吸引手術の失敗後の修正は、施術方法や現在の状況によって最適な方法を提案します。ただ修正手術は非常に難しい場合が多いもの。ドクターの所見がなければ正確な後提案ができないケースも多いのです。ぜひTHE CLINICのドクターによる無料相談をご利用ください。

知恵まとめ
  • 「根こそぎ脂肪吸引手術」の取り過ぎから太股へたるみが生じる失敗がある
  • 脂肪吸引手術の中で太股は一番失敗が多い部位
  • 失敗修正には、皮膚切除、引き締め機器の使用、脂肪の再注入などがある
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