診療録

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頬がこけてげっそり!? 脂肪吸引による失敗例と修正方法

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「頬がこけて老け顔になった」という症状は、実は顔の脂肪吸引ではありがちな失敗です。顔は目立つだけに「一刻も早く治したい」と、当院にご相談に来られるゲストは少なくありません。今回はその典型例とも入れる症状を、ご自身の脂肪を使って修正した例をご紹介します。

頬の脂肪吸引で失敗すると顔がやつれた印象に

子どもと高齢者の頬を比較してみましょう。

顔 老化 画像

プリプリした頬のハリは若さの象徴。その頬肉を「顔が大きく見えるから」と取り除きすぎると、今度は一気にやつれた老け顔になってしまいます。脂肪を吸引するにしても最低限にすべきところを、多くのドクターは取り過ぎてしまうのです。顔の脂肪吸引による「頬のこけ問題」について、過去にもこんな例をご紹介しました。

顔の脂肪吸引失敗!単純な修正より美しくする治療
顔の脂肪吸引で失敗! こけてしまった頬を治すには?

顔 脂肪吸引 失敗

今回、頬の修正を希望されたゲストは、他院でこれまでに脂肪吸引だけでなく、糸のフェザーリフトや切るフェイスリフトなど多くの施術を受けてこられました。顔の若返りにかけた金額は少なくないだけに、ダウンタイムを終えてこけた頬になったと気づいた時は、大変なショックだったに違いありません。

頬の脂肪吸引の失敗修正で複数回の手術が必要なケース

脂肪吸引の失敗による頬のこけを直すには、内側からふっくらと持ち上げる施術が必要です。当院で使うのは、別の部位から取ったご自身の脂肪。それを老化した細胞を取り除いて濃縮した「コンデンスリッチファット(CRF)」です。
ただ問題が一つ。過去に施術をした部分は、皮下組織が硬くなっており、修正が非常に難しい場合がほとんどです。特にこの方はさまざまな施術を受けてこられたので、癒着が強く出ていました。このような場合、一回で脂肪を注入しようとするとうまく定着しないだけでなく、しこりになる恐れもあるので、複数回にわたる施術をご提案しました。

脂肪吸引は1回のみ。あとは脂肪を凍結保存しておける

複数回注入するといっても、何度も脂肪吸引が必要なわけではありません。当院では採取した脂肪をCPC(細胞加工センター)に運び、-196℃という超低温で鮮度を保てるFAT BANKを採用しているので、保管していた脂肪を3回にわけて注入することができました。結果はこちら。ふっくらと若々しくなりました。

顔 脂肪吸引 失敗

頬の脂肪吸引の失敗修正は特に知見と繊細な技術が必要

顔の脂肪吸引による頬のこけは、完全にドクターの技術不足です。①事前のデザインをしっかり行う、②ベイザー脂肪吸引で輪郭からアプローチする、③引き締まった輪郭に合わせて頬肉を微調整するといった手順をしっかり踏めば、防げたはずのミスです。
ただ、初回以上に難しいのが修正手術。とても繊細な微調整の技術が必要なので、「コンデンスリッチフェイス」や「ステムセルリッチファット注入(ステムセルリフト)」などで、頬のくぼみやこけの修正経験が多いドクターを見つけることをおすすめします。
ちなみに、ステムセルリッチファット注入で老化による頬のこけを修正した例がこちら。40代後半の方が、まるで時計の針を巻き戻したかのように若々しくなりました。この例では頬だけでなく、額、こめかみ、目の下、ほうれい線にも注入しています。

ステムセルリッチ注入 顔 脂肪注入

ヒアルロン酸のように吸収されることなく、定着するのが脂肪のメリットです。複数回の注入が必要でも、脂肪を保存しておけばダウンタイムもごくわずか。脂肪吸引の失敗による頬のこけで悩んでいる方はぜひご相談ください。

知恵まとめ
  • 「頬のこけ」は、顔の脂肪吸引でよくある失敗だが、脂肪注入で修正できる
  • 吸引し過ぎた部位が癒着していた場合、複数回にわけて修正が必要
  • 1度採取した脂肪を凍結保管することで、複数回注入することも容易になった
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