『脂肪吸引』失敗例
吸引口の傷が目立つFLAW
症 状SYMPTOM
- カニューレの痕が消えない
- 脂肪吸引のために使用されたカニューレの痕がはっきり傷口として残っている症状のこと。通常、カニューレの挿入口はシワのある脇や毛髪で隠れる太ももの付け根の内側など、目立たない箇所から行いますが、ツルンとした二の腕や腹部から吸引した場合は目立ってしまいます。また、ひどいケースだと挿入口が火傷して、ケロイドになっていることも。これは、吸引口にスキンポートという皮膚を保護する器具を装着せずに行ったことが原因。カニューレを動かした際の摩擦熱が皮膚に直接伝わって、火傷してしまうのです。
- 危険部位DANGER PART
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- 二の腕
- 傷口を隠すシワがないので、目立ちがち
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- 腹部
- 挿入箇所に配慮しないと、傷跡がくっきり
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- 背中
- フラットな部位なので小さな傷も目立ちます
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- ふくらはぎ
- 火傷した場合、洋服でも隠しにくい部位
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- 太もも
- お尻との境や内ももに傷痕が残るケース多数
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SOS例SOS
本来、吸引口は目立たない箇所からアプローチするのが正解。また、スキンポートを装着せずに施術すると左写真のケースのように火傷も目立つため、ドクターは吸引箇所と方法の2つに注意を払うべきです。
治療方法METHOD
- 傷跡部分を縫合して治療
- 脂肪吸引の失敗治療で主に行うボリュームの調整術やタイトニングでは修正できません。しかし、色素沈着やケロイドになっている傷は自然治癒が難しいので、傷口の周辺をキレイに切り取って縫合して治療します。
縫合跡もなるべく残らないよう丁寧に施術しますが、現代医療では完全にキレイな肌に戻すことは難しいでしょう。失敗の中でも治療が困難な例です。
SOS 相談集Q&A
- バランスが
不自然 - 段差ができた
- 皮膚が
たるんだ - お尻が垂れた
- 吸引口の
傷が目立つ - 凸凹になった
- 皮膚が
色素沈着した - 老け顔に
なった - 引きつれ感が
ある - 溝ができた
- 内出血が
ひどい - 左右差がある
- むくみが
引かない - しびれが
消えない - 細く
なっていない