顔の脂肪吸引で頬がコケてしまっている
今回、「顔の脂肪吸引で失敗したから修正して欲しい」と来院してくださったゲストは、頬がコケるほど脂肪がなくなっていました。ゲッソリした輪郭で、コーヒーを飲む時のタンブラーを想起するフェイスラインです。そのせいで、年齢よりも老けて見られるようになってしまったと落ち込んでいました。
失敗の原因は頬肉の取り過ぎ
ベイザーリポが登場して以来、脂肪を吸引する技術自体はとても簡単になりました。脂肪の90%にまでアプローチできるうえ、スムーズに吸引できるようになったからです。ただし、それゆえに「脂肪を取り過ぎる失敗」が増加したのは問題でしょう。今回のケースは明らかに頬肉の取り過ぎです!
失敗を回避する術は2つあった
ベイザーリポ自体は現時点で世界最高の脂肪吸引機です。今回のケースで悪いのは、ドクターの怠慢さにあると言えるでしょう。回避できる策はいくつもあったはずです。
回避術1:事前デザインする
仕上がり後のデザインを計算して施術しなれけば、どんな治療も失敗します。THE CLINICは、脂肪を取る部分と残す部分をペンでマーキングしてデザインし、どの体勢になってもおかしくならないよう注意します。
回避法2:輪郭からアプローチする
頬肉は柔らかく、特に脂肪吸引し過ぎてしまいやすい部位です。順番としては、まず輪郭全体(フェイスライン)を引き締めるようにベイザーでアプローチ。その次に、細くなった輪郭に合う程度に頬肉を調整する、という程度が良いでしょう。
脂肪吸引による頬のコケ失敗を修正するベスト治療は?
頬のコケの失敗修正は、難しいです。微調整が必要なため、慣れているベテランのドクターでないと厳しいでしょう。成功のカギは、コケて老けた頬にボリュームを補いつつ小顔のシャープは失わないこと!
マスト:頬へコンデンスリッチファットとマイクロCRFを注入
まずは、コケてしまった頬肉へ良質脂肪であるコンデンスリッチファットを注入。若々しくなる程度にボリュームを補った後、さらに微小な脂肪であるマイクロCRFを併用して肌色を良くすると、一層美しくなるでしょう。くすみやニキビ跡のデコボコを解消しベビースキンな肌になります。
ベスト:さらに美しくする場合は、おでこにも注入
問題の頬以外に、おでこにもコンデンスリッチファットを注入すると若々しさが倍増します。おでこがくぼんでいると貧相に見えるため、コンデンスリッチファットで可愛らしい丸みを出す施術が人気。頬のボリューム修正のついでに行うゲストが増えています。 顔の脂肪吸引で失敗してもあきらめないでください。このとおり、最良の治療を行うことで元通り以上の美しい顔になれるのですから!
- 知恵まとめ
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- 顔の脂肪吸引は頬肉の取り過ぎで起こることが多い
- フェイスラインを吸引したら頬肉は調整する程度で良い
- 頬はもちろん、おでこにもボリュームを加えると美しく修正できる