他院の二の腕の脂肪吸引で失敗した例【術前の様子】
- 出典:大橋昌敬 youtube
他院で二の腕の脂肪吸引を受けられた女性の写真をご覧ください。脂肪吸引の失敗に気付いてから6ヶ月、脂肪溶解メソセラピーを行っていたとお話しされていました。しかし、改善の兆しが見られず、意を決しての来院だったそうです。
二の腕の状態を見たところ、脂肪の取り過ぎで一部がたるんでいました。加えて二の腕の中央部分には、皮膚と筋肉が癒着してできた溝のような引きつれも見られました。
脂肪吸引で失敗したゲストが選択した修正術とは?
脂肪吸引での修正も可能でしたが、他院での失敗経験もあり、脂肪吸引は避けたいとのこと。そこで今回は、サーミタイトと脂肪注入で修正手術を行うことになりました。
二の腕のたるみ部分は「サーミタイト」で修正
- 出典:大橋昌敬 youtube
サーミタイトとは、たるみ改善に特化した引き締め施術。今回のように、たるみが強い場合に行う修正術です。極細のカニューレを、たるみの強い二の腕の付け根の皮下に挿入し、高周波の熱を与えていきます。この熱の作用によって皮膚と線維組織が収縮するため、高いタイトニング効果を得ることが可能です。
二の腕のへこみ部分は「脂肪注入」で修正
- 出典:大橋昌敬 youtube
二の腕の中央部分(青マーカー部分)には、CRF(コンデンスリッチファット)を注入しました。CRFとは、自身から採取した脂肪を遠心分離器にかけ、死活・老活細胞などの不純物を取り除いて濃縮した脂肪のこと。脂肪の取り過ぎによるデコボコを修正するときに行う施術です。このCRFを二の腕のへこみ部分に注入し、なめらかに仕上げていきます。
二の腕の脂肪吸引の失敗修正から1ヶ月後。効果やいかに?
出典:大橋昌敬 youtube
二の腕の脂肪吸引修正から1ヶ月後の写真をご覧ください。たるみとデコボコが目立たなくなり、自然なラインの二の腕になっていることが見てとれます。術後の診察のお話では、「普通に生活できるし、聞いていたより平気でした」とのこと。なお、サーミタイトは時間の経過とともに効果が高まるので、ここからさらに引き締まっていきます。
脂肪吸引で後悔したくないなら、クリニック・ドクター選びを慎重に
今回のゲストは術前、「もう脂肪吸引はしたくない」と切実な想いを話してくださいました。以前の脂肪吸引で担当医が失敗しなければ、そのような想いを抱くことはなかったでしょう。同じ美容外科医として、とても残念です。
今回の症例を見て分かる通り、脂肪吸引の仕上がりはドクターの技術に大きく左右されます。脂肪吸引は、脂肪をたくさん取ることだけが目的ではありません。ゲストにとって満足の行く仕上がりになるようにデザインすることはもちろん、解剖学を熟知している必要があるのです。脂肪吸引に失敗しないためにも、料金や吸引量ではなく、専門性の高いクリニックや経験豊富なドクターを選びましょう。
- 知恵まとめ
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- 他院の二の腕脂肪吸引で失敗された女性は、もう脂肪吸引をしたくなかった
- そこで、二の腕のたるみをサーミタイト、デコボコを脂肪注入にて修正
- 脂肪吸引の失敗回避には、クリニック・ドクター選びが重要なカギを握る