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【実録】太もも脂肪吸引の失敗例 〜修正手術の途中経過〜|脂肪吸引名医の失敗修正ブログ

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太ももは、脂肪吸引の失敗相談が多い部位です。今回ご紹介する女性も他院の脂肪吸引で失敗され、THE CLINIC の修正外来にいらっしゃいました。

太ももの脂肪吸引で失敗! 不自然な段差ができた例

他院で太ももの脂肪吸引を受けられた女性です。お尻が垂れ、太ももに不自然な段差ができてしまったとのこと。状態を見たところ、お尻と太ももの境目にバナナロール(お尻からはみ出たお肉)ができていました。お尻を支えている太ももの脂肪まで除去してしまったため、このような結果を生んでしまったのです。さらには脂肪の取り過ぎが原因で、皮膚と筋肉が癒着している状態でした。 太ももの脂肪吸引の失敗例 出典:福田越 脂肪吸引専門ブログ

脂肪吸引の失敗修正は決して簡単ではない

脂肪吸引の修正手術は1度目の脂肪吸引よりも技術が必要になるため、断るクリニックも存在するようです。実際、今回のゲストも以前の担当医から「術後の圧迫が悪いせいだ」と言われ、修正はおろか、話も聞いてもらえなかったとのことでした。「修正してほしい」と藁にもすがる想いで当院にいらっしゃったのだと思います。

失敗修正術は、太もも段差部分への脂肪注入

太ももの脂肪吸引によって段差ができた場合、ベイザーリポで脂肪を均してから脂肪注入することが多いのですが、今回は脂肪注入のみで段差部分を整える方法が最適と判断しました。また、太もも以外の部位も脂肪吸引されていたため、脂肪採取も慎重に行わなければいけません。そこで、回数を分けて修正を行うことに。
1度目の脂肪注入から3ヶ月後の写真をご覧ください。お尻と太ももの境目にあった段差下の線が薄くなったことがお分かりいただけるはず。今後も脂肪注入を複数回行い、徐々に段差を目立たなくする予定です。 太ももの脂肪吸引の失敗修正 出典:福田越 脂肪吸引専門ブログ

脂肪吸引でたくさん取ることにフォーカスすると失敗リスクが高まる

脂肪吸引はボディラインをキレイにするための手術です。特に太ももは、しっかり取るところとあえて残すところの判断をしっかり付けて脂肪吸引することが重要。さもなければ、今回のような失敗を招いてしまうでしょう。つまり、脂肪吸引は脂肪をたくさん取るだけが目的ではないということ。良くも悪くも、ドクターの技術に左右されるのが脂肪吸引です。1度目の脂肪吸引で失敗しないためにも、ドクター選びを慎重に行いましょう。
もし、脂肪吸引に関して不安な点がありましたら当院へご相談ください。これまでの経験を基に、アドバイスをさせていただきます。

知恵まとめ
  • 他院で太ももの脂肪吸引を受けたが、不自然な段差ができた失敗例
  • 今回選択した修正手術は脂肪注入。複数回行い、太ももの段差を改善予定
  • 脂肪吸引は脂肪を沢山取るよりも、ボディラインを整えることが重要

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